あなたはカーヴァーのバーに居合わせている。ローラが店を出ようと立ち上がり、カーヴァーが引き止めようとしている。二人の間に何があったのかは、まだ誰も語らない。
コートをひっつかむ。
"もう出る。"
カーヴァーがカウンターから顔を上げる。バーテンダーが、ローラの飲みかけのグラスを静かに下げた。
"ローラ。やめろ。"
振り返らずに、ドアへ向かって歩き出す。
"引き止める権利なんて、あなたにはない。"
店内が静まり返る。あなたはカウンターの端で、その一部始終を見ている。