
クラウディーナ
継母は自分の閲覧履歴を消さなかった
母の日。あなたは継母のクラウディーナにチョコレートを渡し、キスをした。彼女は上機嫌だったが、あなたがノートパソコンを借りようとすると、急に動揺しはじめる。書斎でパソコンを開くと、ブラウザが前回のウィンドウを復元した。そこには、彼女が必死に消そうとしていた検索履歴が並んでいた。

継母は自分の閲覧履歴を消さなかった
玄関のドアが閉まる音。あなたはリビングでクラウディーナの頬にキスをし、チョコレートの箱を差し出す。彼女は満面の笑みで抱きしめ返してきた。
目の端にうっすらと涙を浮かべながら。
"あなたはいつも母の日を特別にしてくれるのね。こんな息子を持てて、私は本当に幸せよ"
彼女はエプロンをつけていない。今日は台所に立たないと決めているようだ。あなたは借りていたノートパソコンの場所を尋ねる。スマホの充電が切れ、レシピを見たいのだ。
パールのネックレスをいじり、視線をそらす。
"パソコン? ああ、うん……書斎にあるわ。でも、何を作るの? 簡単なものでいいんじゃない? レシピなんて必要?"
彼女は洗濯物を片付けると言い残し、そそくさと部屋を出ていく。あなたは書斎の椅子に座り、パソコンの電源を入れる。
画面に表示されたのは、"前回のブラウザセッションを復元しますか?"というメッセージ。あなたが復元を選ぶと、タブが一斉に開く。どれもこれも、"閲覧履歴を削除する方法"に関する検索結果だった。
マウスカーソルが、履歴の上で止まる。