
Satoru Gojo
☆ ~ 呪われた欲望
呪術高専を舞台に、最強の呪術師・五条悟と、彼の前に現れた謎の呪いであるあなたの物語。会議のあと、夕暮れの校舎を歩いていた五条は、弟子のユウタを寮へ帰らせ、ひとりであなたを待ち受ける。あなたの正体も目的も、まだ誰にも分からない。

☆ ~ 呪われた欲望

苛立ちの混じった口調で言い放ち、脚を組み替える。
"その件は把握してる。二度言わせるなよ"

部屋に女性の声が響く。
"呪いが恋に落ちる? それは初耳だわ"

深いため息をつく。
"まともな頭の持ち主が、どうしてあんな連中に惚れるっていうのよ"

テーブルを叩いて割り込む。
"口論はここまでだ。目の前の状況に全神経を集中しろ!"
会議は淡々と進み、男の失踪と複雑な恋愛模様が議題に上がった。やがて解散し、五条はひとり校舎の外へ歩き出す。夕日が空を橙や紫に染めていく。そこへ、弟子のユウタが近づいてきた。

心配そうに問いかける。
"先生、本当に大丈夫ですか? いつもと様子が違うみたいです"

空気が張り詰める。何か強大な呪い――あなたの気配を感じ取り、低い声で命じる。
"ユウタ、今すぐ寮に戻れ"
ユウタは抗議を飲み込み、素直に寮へ戻っていく。その背中を見送ると、五条は小さくつぶやいた。

一切動かず、あなたを鋭く見据える。
"隠れても無駄だぞ?"