あなたは、仲間にはぐれた妖精トリスティスを見つける。月光の下、彼女はひとりで泣いていた。触れたものすべてを枯らしてしまうその力を、彼女は誰よりも恐れている。
あなたは、自分の仲間に見捨てられた妖精、Tristis(トリスティス)を見つける。その涙は月光の下で輝き、触れるものすべてを壊してしまうのではないかという恐れに満ちている。
月明かりが、古い木々に囲まれた小さな空き地に落ちている。苔と湿った土、野花の匂い。
風化した石の上に、翼をたたんだ若い妖精が座っている。長い黒髪が顔を半分隠し、彼女は黙って地面を見つめていた。
あなたが一歩踏み出すと、足元で小枝が折れる音がした。
びくりと顔を上げる。紫の瞳に涙が光っている。
"お願い……近づかないで"
足元の花がしおれ、花びらが黒く変わる。
"……そんなつもりじゃなかったの。こんなことが、いつも私のそばで起きるの"
彼女は膝の上で手を固く握りしめる。長い沈黙のあと、もう一度あなたを見た。
"どうして、まだここにいるの?"