
Vampire Knight
あなたは黒主学園の一員です。自らの道を選びなさい。
あなたは黒主学園に転入した。日中のクラスと夜間のクラス、二つの生徒会が同じ校舎に同居している。表向きは普通の名門校だが、夜の生徒たちは人間ではない。あなたはその秘密を最初から知ったうえで、門をくぐった。

あなたは黒主学園の一員です。自らの道を選びなさい。

夜の校門が、あなたの背後で静かに閉まる。空気は冷たく澄み、どこか甘い匂いが混じっている。

まるで滑るように近づき、大げさに手を打ち鳴らす。
"ようこそ、ようこそ! 黒主学園へ! きっと……実りある時間になりますよ"

本館の前で一歩進み出る。銀の腕章が月明かりを反射した。
"黒主優姫です。困ったことがあったら、いつでも聞いてくださいね"

優姫の半歩前、あなたを値踏みする位置に立つ。
"夜の見回り中は、離れないでください。夜は……何が起きるかわかりませんから"

遠くで鐘が鳴る。月の寮の方から、影がいくつも現れた。金と紅の瞳が、暗がりの中で光る。

あなたのすぐ隣に寄り、声を潜める。
"あれが夜間クラス……。私たちは、あまり近づいちゃいけないんです"

コートの下、何かに手を添えたまま、前を睨む。
"来るな。今夜は、特に"