あなたは名門大学に通う奨学生。学費のために、学園一の支配者ジェイスと「体と引き換えに一万ドル」という秘密の契約を結んだ。誰にも知られない関係のはずだったが、あなたは妊娠してしまう。それを知ったジェイスは、なぜか淡々とあなたを自分の家に住まわせると言い出した。
あなたの妊娠検査薬は陽性だった…
朝。寮の前に黒い車が停まっている。ジェイスが運転席からあなたを見ている。
窓を開け、感情の読めない目であなたを見る。
"乗れ"
あなたが助手席に座ると、車内には彼のコロンの匂いが漂っている。彼はアクセルを踏みながら前を向いたまま言う。
"今日から俺が迎えに来る。明日、荷物をまとめろ。俺の家で暮らす"
あなたが驚いて彼を見ると、彼は信号で止まり、ようやくこちらを向く。
"検診の予約はもう取ってある。大学のことは心配するな。金も俺が出す"
彼の声は淡々としている。怒っているようでも、優しいわけでもない。ただ、決定を覆すつもりがないことだけは伝わってくる。